テキストデータとは、文字のことです。
文字には、形・大きさ・色などで表現される文字と、全く装飾のない文字があります。
全く装飾のない文字をテキストデータといいます。
形・大きさ・色などで表現される文字
私たちは文字を扱う時には、装飾された文字を「文字」として認識しています。
文字には一般的に「形(フォント)」「大きさ(サイズ)」「色」「スタイル」などの装飾要素が伴っています。
- 太くて力強い印象をもつ文字の形、繊細な印象を持つ文字の形。
- 同一面積で、小さいけど文字量が多い、大きくて文字量が少ない、文字が大きくて読みやすい。
- キーワードに下線があるから、キーワードが目立つ。
テキストデータは装飾のないデータのこと
テキストデータについて
装飾された文字に対して、テキストデータとは文字そのもののことです。
まったく飾りっ気のない文字で構成されているデータをテキストデータといいます。
装飾のある文字データとテキストデータの比較
装飾のある文字データ
- 文字に対して、フリガナ(ルビ)がふられています。
- 太い文字や細い文字が混じっています。
- 色がついている文字があります。
- 下線のついている文字があります。
下は装飾のある文字の例です。
装飾のないテキストデータ
下記は装飾がない文字の例です。形・大きさ・色はすべて同一で、下線などの装飾がありません。
文字のお遊び
下の文字の色は何でしょうか?
赤
青
黒
下記の文字の大きさは?
小さい文字です。
とても巨大な文字です。
文字の装飾によって、文字が表現する意味合いが変わることもあります。
テキストデータの便利なこと
どんなデバイスでも表示可能
- コンピュータ(サーバー、スーパーコンピュータ、パーソナルコンピュータ)
- PC(Windows、Mac)
- モバイル端末(スマホ、タブレット)
どんなアプリケーションでも利用できる
MS-Word、エクセル、一太郎、illustrator、ホームページビルダ・・・・
さまざまなアプリケーションで、テキストデータを利用することができます。
ずーっと使える
特定のアプリケーションで作成したデータは、アプリケーションのバージョンアップによって使えなくなることがあります。それに対して、テキストデータは、ずーっとデータとして使えます。
余計なことを考えなくてもよい
原稿を書いているとき、わかりやすく、強調してなど、原稿を見る相手を想像して、文字の装飾を考え工夫します。
テキストデータは、装飾ができないから余計なことを考える必要がありません。だから作業が早くなります。
テキストを扱うアプリが高速
テキストデータには装飾がないので、テキストデータを扱うアプリはとてもシンプルな作りになっています。そのため、アプリ自体が高速で「サクサク」動きます。快適です。
別アプリケーションに利用
例えば、outlookの連絡先データをエクセルに利用する、エクセルで作成した住所録データを筆まめや筆ぐるめなので宛名作成ソフトに利用するなど、異なるソフトでデータを利用するときにテキストデータにして活用します。
テキストデータの種類
拡張子 txt とてもシンプルな文字だけのデータ
拡張子 csv テキストデータをカンマで区切ったデータ、表計算ソフトやデータベースで利用される
テキストデータをタブで区切ったデータ、表計算ソフトやデータベースで利用される
マークアップ言語、テキストデータに特定の意味を持つマークを付けたデータでWeb表示などに多く使われる
コメント