算数の知識がほとんどない相手に消費税を教える場合、具体的で視覚的な方法を使いながら、繰り返し練習するのが効果的です。以下のステップに沿って教えると、わかりやすくなります。
1. 消費税の仕組みを説明する
消費税とは、物を買ったりサービスを受けた時に、その金額に追加で支払うお金のことです。
例えば、消費税が10%なら「本体価格の10%が消費税」となります。
この10%が税込価格の中に含まれています。
2. 具体的な例を使う
「税込価格が1,100円の場合、本体価格と消費税額を知りたい」といった具体例を挙げます。
3. やさしい言葉と具体的なステップで教える
(1) 税込金額から消費税額を計算する方法
税込価格(1,100円)を消費税率で分けます。
消費税率が10%なら、税込価格を 11で割る*と、1単位分(消費税部分)がわかります。
計算: 1,100 ÷ 11 = 100円(消費税額)
(2) 本体価格を計算する方法
税込価格から消費税額を引きます。
計算: 1,100円 – 100円 = 1,000円(本体価格)
4. 図や表を使う
金額の分け方を図解することで理解が深まります。

例えば:
税込価格:1,100円
→ 本体価格:1,000円
→ 消費税額:100円
5. 確認用の簡単な例題を出す
相手が実際に計算できるように、以下のような練習問題を出します。
税込価格が2,200円なら、消費税額と本体価格は?
ヒント:11で割ると消費税額が出る。
6. ツールやサポートを用意する
電卓を使って実際に計算する方法を教えます。
必要であれば簡単な表やカード(消費税率別計算表)を渡してあげると安心して取り組めます。
7. 根気よく繰り返し練習する
同じような例題を何度も練習し、少しずつ自分で解けるようにするのが大切です。焦らず、ゆっくりと説明を繰り返しましょう。
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