コンピュータで仕事ができるなら、みんなやってるよと、部長から言われた。
平成に年号が変わって、間もないころだった。
そのころ「エンドユーザーコンピューティング」に関する本を読んだ。
アメリカの起業では、従業員がコンピュータを利用して業務をこなしていると、その本に書かれている。
従業員が作成したデータを分析して、経営者は経営判断を行っているという。
衝撃的な内容だった。
従業員が一人ひとりコンピュータが使えるようになれば、全体の業務スピードが飛躍的に向上するはずだ。
業務スピードの向上は、売上拡大になる。
この本から、学んだ。
この感激を部長に話したら、否定的な答えが返ってきた。
がっかりした。
でも僕はコンピュータの力で、業務が向上すると信じた。
そして、コンピュータをおぼえ、利用してきた。表計算ソフト、ワードプロセッサー、プレゼン資料作り。事務関連のアプリを利用し、活用してきた。
1995年、インターネットが普及し始めたあたりから、コンピュータ利用は当たり前になってきた。
21世紀になり、コンピュータが事務効率向上のために利用されるという僕の信じていたことが常識となった。
従業員一人一人がコンピュータに向き合い、生産性を上げる時代になった。
そして2024年、コンピュータ無しでは仕事ができない状況になった。
でも、コンピュータに不慣れな人がいる。
何とか助けになりたいと思っている。
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